朝から最高な気分になる
ホテルには、たくさんのスタッフの方々がいらっしゃいます。もっともお客様と接するのはドアマンの方々や、レセプション、コンシェルジュの方々でしょう。どのスタッフの方々もホテルにとっては大変重要です。お客様とはあまり接する機会はないのですが、我々が快適に滞在できるのに欠かせない存在がハウスキーピングの方だと思います。
有名なホテル経営者の方の記事を読んだ事があります。”一流な人ほど部屋が綺麗である”そこにはこう書かれていました。お金を払っているから汚く使っていいとか、スタッフの方々に対しての敬意がないなどという人はいくらお金を持っていても一流ではないでしょう。本当に一流な人は”心も豊か”な人つまりマインドネアな人だと思います。オーストラリアに7年間住んでいる間に、1年間ハウスキーピングのお仕事をした経験があります。とにかく、ほとんどの部屋が想像を絶するほどに汚かったです。稀にものすごく綺麗な部屋に当たる事もあります。そんな時は心底嬉しかったのを覚えています。それを経験してから部屋をホテルに滞在する際は綺麗に使うことを誓いました。部屋を出る際は全て元の位置に戻して、洗面所、トイレも綺麗にしてます。そして、必ず、枕元にハウスキーピングの方にお礼の手紙を書きます。外国のスタッフの方も多いためか、日本においては日本語で書くためほとんどお返事を頂きませんが、海外に行くと必ずお返事が来ます。写真はハワイに滞在した時に最終日の夜にもらった返事のお手紙です。”チップを頂きどうもありがとうございます。そして、我がホテルに滞在してくれてありがとうございます。また戻って来られるのを楽しみにしています。素晴らしい1日を。ありがとうございます。ノラ”と書いてあります。滞在中毎日これが続き、文章も毎回違います。部屋に戻る度にほっこりして、最終日は少し寂しくなったりもします。ホテル滞在が少し楽しくなります。どんな場面においても感謝の気持ちは忘れたくないものです。